朝
にっこりと笑顔でおはよう
よく眠れたね
出発するときには
何か面白いこと１つ見つけておいで
もちろん人の話は目を見てきてよ目玉焼き作れちゃうぐらいに
夜
今日も１日いい日だったね
大好きだよ
いつもありがとう
伝える内容が違う日もあるが必ず言う
あなたが存在しているだけで尊いと
伝わりますように
大事にされていると実感できますように
大きくなっても消えませんように
辛くなったときでも乗り越えられますように
母の言葉があなたを守ってくれますように
なんだか大丈夫な気がする
そう思えることは生きる勇気だ
ちょっと大げさかもしれないけれど
母の記憶にかろうじて残っていた記憶
体育の時間跳び箱
母は運動が得意だった
先生が用意した段は全て跳べた
それも軽々と
不安そうな友だちが目の前にいる
跳び箱が苦手なのだ
『大丈夫。見てるから。跳んでみぃ。信じてみぃ。絶対できる。』
たぶんこんな感じで伝えたはず
そんな私の一言に
『なんか〇〇（私）に言われるとできる気がするんよな。ありがとう』
その友だちは見事に跳んだ
たったそれだけの一コマの記憶
だけど言葉の力って凄いと感じたのを今でもはっきりと覚えている
もちろん友だちが跳べると信じて言った
忘却の達人なのに覚えてる
だから
言葉の持つ力で少しでも守りたい
今では夜我が子から先に言ってもらえる
『ママ大好きだよ』があと何年かな
なんて思いながらぬくぬくと眠る
毎晩至福のひとときだ
おやすみなさい
